2016-04-07 第190回国会 参議院 国土交通委員会 第7号
これらによりまして、湾内の一定以上の大きさの船舶の総数を把握し、それぞれの船舶の性能に適した錨泊地へ誘導すること、大型船などについて可能な限り港内から湾外まで速やかに退避させることなどが可能となります。以上のことから、湾内の混乱を防止し、二次災害の危険性が回避され、海上交通機能の維持がより効果的に図られることとなります。
これらによりまして、湾内の一定以上の大きさの船舶の総数を把握し、それぞれの船舶の性能に適した錨泊地へ誘導すること、大型船などについて可能な限り港内から湾外まで速やかに退避させることなどが可能となります。以上のことから、湾内の混乱を防止し、二次災害の危険性が回避され、海上交通機能の維持がより効果的に図られることとなります。
あるいはまた、地震による津波が起こったり、あるいは昨年九州を襲った台風十九号などのような自然災害が起こった場合に、それによりまするそうした大型タンカーなどの衝突事件が起こる可能性は十分ありますし、特に東京湾の中では、あの横断道路の建設によって錨泊地も非常に少なくなっているというようなことも伺っているところであります。 東京湾の周辺には、私のような東京都民も含めて約二千五百万人が住んでおります。
これにつきまして私どもも非常に心配をしておりまして、このために海上交通センターで、台風の際には錨泊地のエリアを定めまして、湾内を十二に区切りまして、そのエリアごとに錨地が今どういう状況にあるか、こういう情報を提供することによって相互の錨泊関係が安全なように担保をしておるところでございます。
それで、この錨泊地の問題の中で一番やはり問題が大きいと思われるのは台風時の避泊の問題だというふうに言われております、避泊地の問題であります。
しかし、いずれにせよ船舶の状況は、もうふくそうもふくそうでありますし、大変な状態なわけですし、錨泊地などの問題も、二百三十五隻入れなければならないのに百二十六隻しか余地はないとか、橋をつくれば七十六隻に減るとか、いろいろな調査の結果もあるわけで、今まで皆さん方、調査をやった調査をやったと言っておりますけれども、この調査の現実はかなり否定的な、警告を発する調査結果というものが私どものところにもあるわけです
このため、海上保安庁といたしましても錨泊地を避けて排砂管を敷設するように指導いたしますほか、船舶関係者への周知あるいは排砂管の十分な埋設及び位置の標示等の措置を講ずるよう今後指導していきたいと考えております。
まず一つは、錨泊地が足りない。特に災害時には大変な状態になる。その点がこういうふうに書いてあります。「「現在、東京湾では横断道路の南北水域、すなわち羽田沖や川崎・横浜水域は全面的に船の仮泊地として利用され、その水域は年々広がっていく。しかも台風の来襲が予想される場合は、湾内全体が避難場所となる。したがって、横断道路の設置は、全体的に湾中央部でも船舶の有効仮泊水域を減ずることとなる。
七十三隻分しかもし錨泊地がなくなるとするなら、これは大変なことになると思うけれども、どうでしょうか。
先生おっしゃられましたように、横断道路が設置されることに伴いまして、湾内船舶の錨泊地は、橋から両サイド二キロメートル以内は使えなくなるのではないかというふうに考えております。そのため東京湾に入ってまいりました船舶の錨泊に支障がないかどうか。また先ほどお話がありましたように、台風来襲時等緊急時の避難、特に大型船の湾外避難につきまして、横断道路、トンネル上の航路だけで円滑に湾外に避難できるかどうか。
こういうことが海上保安庁の白書にもございますが、こういう中で、そうすると、今の答弁を聞くと、まだこれにさらに湾を狭くする、いわゆる航路をふさぐあるいは錨泊地を少なくする、そういうものに対して、まだ海上保安庁は的確な意見なり考え方を持っていないということでしょうか。
いかり地、言うなれば錨泊地ですね、事があった場合にいかりをおろして、そうして休まなければならない、とめなければならない。そういういかり地としてもその場所は不適当な場所だと言っておる。なぜか。深過ぎるからだと言う。三十メートルの深さと四十メートルを超える深さとでは、いかりをおろすことがその効果においてあるものとないものとが出てくる。四十メートル以上の深みの場合にはその効果がないと言っている。
○説明員(渡辺純一郎君) まず、錨泊地として適当かどうかについて事前に相談があったかということでございますが、石油公団及び資源エネルギー庁の方から運輸省に対しまして、タンカー備蓄を始めるずっと前から、どういった方式でこういった備蓄を行うのか、さらにはそういった安全対策あるいは防災対策についてどういうふうにしたらいいのかということは政府レベルで相談がございまして、特に海上のことでございますので、航行安全対策
したがって、いま御質問の、御指摘になりました点については、私も十分これらの調査結果に照らしてチェックをしてみたいというふうに思いますが、備蓄タンカーの錨泊地としては十分な適性を有しておることがこの調査結果、明らかにされておるわけであります。
○吉田正雄君 次に、橘湾が石油備蓄タンカーの基地として、いわゆる錨泊地として適地であるのかどうかという点でお尋ねをいたしたいと思います。この錨泊地として選定をするに当たっては、各種の調査というものが当然行われたと思うんですね。どういう調査を行われたのか、調査の種類、それをまず当初にお聞かせ願いたいと思いますし、また調査の結果がまとめられておるのかどうか、この点もお聞かせ願いたいと思います。
まず最初に、タンカー備蓄につきましてお尋ねするわけでございますが、この件につきましては、去る三月一日に通産大臣の所信表明に関連いたしましてお尋ねをいたしました際に、錨泊地点の安全、防災、管理システム、実施主体、油濁事故発生の際における被害者の保護、賠償問題、タンカーの定期検査、タンカー備蓄コスト、いわゆるOPECの石油価格と備蓄石油の払い出し価格、こういう問題についてお尋ねいたしたわけでございます。
○橋本(利)政府委員 タンカーの錨泊地点の選定に当たりましては、気象条件、海象条件あるいは港湾の広狭、海底の地質といった自然条件、あるいはその地域における漁業活動、海上の交通量といった社会的条件、こういったいろいろな点について審査、点検をする必要があるわけでございます。
○橋本(利)政府委員 タンカーの錨泊地の選定に当たりましては、昨年の暮れ以来、運輸省あるいは水産庁の協力を得まして寄り寄り検討いたしておるわけでございます。
○中村(重)委員 どこにいたしましても、いわゆる錨泊地点ということになるわけですが、一応政府が選考した検討を加えてきだ地点に正式な要請をしていくという場合、私は事の重要性ということから考えまして、まだこれからの検討でございますから国会に報告をされる必要があるのではないかと考えますが、この点いかがでしょう。
したがいまして、いろいろなこと、たとえば台風が来るとかそういうふうなことがありましても、それ相応の措置がとれるような基本的な条件は整備されていると思われるわけでございまして、今後錨泊地なりあるいは備蓄方式に対応いたしまして、現在海難防止協会で具体的にどのような防災安全対策をとればいいかということを詰めていただいておりますので、その結果を踏まえまして、通産省、運輸省あるいは必要に応じて海上保安庁とか水産庁
○橋本(利)政府委員 タンカーの錨泊地を選定するに当たりましては、その地域における海上の交通量がどうなっているかあるいは漁業活動がどうなっているかといったような社会的な条件のほかに、先ほど来お話のあっておりますような気象条件、海象条件あるいはその地域の地盤状況といったような条件も十分に審査した上で決定いたしたい、かように考えておるわけでございまして、万々一さようなことのないように十分慎重に検討を進めておるというような
それから、三番目のタンカー備蓄の錨泊地についての問題でございますが、タンカーの錨泊地点については、地元の協力を得つつタンカー備蓄を安全に実施できるような、先ほど局長から御説明がありましたような条件を備えた地点につきまして選定するということになるわけでございますが、いずれにせよ、地元の納得を得ることが必要であることは当然でございます。
そうすると、一定の錨泊地としての条件が必要だと思うのですね。それはどういうふうに考えていらっしゃるのか。また、それに適合していると思われるところはどんなところですか。
○橋本(利)政府委員 まず、錨泊地について一定の条件を示して公募したらいかがかというお話でございますが、御承知のように、タンカーを錨泊させるためにはいろいろな状況を充足する必要がございます。たとえば海象、気象、あるいはその港の水深といったような自然条件の問題もございます。
したがいまして、錨泊地を選定する場合にも、海象、気象条件、あるいは水深、あるいは港湾の広狭、広い狭いという問題、あるいはその地点における漁業活動、さらには海上交通の程度といったようなものも十分検討してかからなければならないというようなことがございまして、実は昨年の秋以来、私たちといたしましては、候補地点二十カ地点くらいを選びまして、ただいま申し上げたような観点に立って、まず図上作戦と申しますか、資料
それから、二つ目の問題といたしましては、具体的にタンカー備蓄の実施の段階におきましては、それぞれの錨泊地点の実情に即して対応していく必要があろうかと思います。そういった問題意識を持ちまして、昨年の十一月ないしは十二月にかけまして、通産省、運輸省、水産庁、こういったところの職員をメンバーといたしましてタンカー備蓄合同委員会、あるいはその下部機構といたしまして実施委員会というのを設置いたしました。
ところが、シフトする場所はどうかというと、掘り込み港でありますから、いわゆる港湾内におけるところの錨泊地がない。港外で錨泊する。しかもこれは北海道の港でありますから、天候もそういい状態にはならない。そういうところへもってきて、時間帯を間違えば非常に事故が多い。ところがいま二隻でもってそういう状態を繰り返しているのに、さらにこれをふやしていく。
狭い港で錨泊地もない、そういうところに大型のカーフェリーを無理に押し込もう、需要があるからやろう、そうなった場合、だれが責任をとるのですか。海運局長、もう一ぺんこれは答弁してもらいたい。どういうふうな措置を考えているのか。